okazaki3project

オカザキが創作の事や読書感想を殴り書きするだけのブログです。時々、自主企画の告知とか。

夢だけでも見させて

ラボの中が、クリスマスムードなのを見やりながら、僕は白けてしまう。 ここは実験の結果が全てで。 くだらない――と吐き捨てた、その足が止まった。 あの子が、ツリーを見上げていて。 彼女の両親は研究者だ。両親にとっては、娘という認識よりもサンプル対…

「君とドラゴン企画」無事に終了しました!

togetter.com 君とドラゴン企画が無事に終了しました。 主催者含めて全20作品のエントリーがありました。 リンクは、togetter参考ですが、スペシャルサンクスで、参加いただいた皆様を。 呂彪様、想紫苑様、空色蜻蛉様、ひろたひかる様、SPICE5様、a…

映画「僕のワンダフル・ライフ」を観てきたので感想をば!

boku-wonderful.jp 映画『僕のワンダフル・ライフ』公式サイト https://t.co/w7Y0tw80Xa #僕のワンダフル・ライフ— オカザキレオ (@oka_reo) 2017年10月8日 これを見て号泣だった。娘様にティッシュ渡される始末。あわわわ。 https://t.co/sN4QyjSlWP— オカ…

憑見酒(ツキミザケ)

他の人に視えないと気付いた7歳。境界線が曖昧になったのが11歳。14歳になって、あの子の顔も視えなくて。 17歳、恋をした。そしてあの子の声が聞こえなくなった。初恋はすぐに終わった。櫻が舞い、紅葉が散るを繰り返し。 ――視たいかぇ? と言ったの…

小学校から電話

小学校から電話があるとドッキリします。慌ててかけ直しました。 今頃はPTAの役員もしているので「お仕事でしょうか?」「書類の修正でしょうか?」と反射してしまう僕がイヤだ(笑) 今回の書類は会長が作ったし、とかゴモゴモ思っていると坊の方の担任の先生…

天空都市

まっしろい。 天空都市を龍人が建立したという伝説のみが残る。 雲海に足を踏み込んだ時点で、コンパスは役に立たなかった。 皇位継承権ならくれてやると言っているのに、愚弟は納得しない。 そこまで思いながら、今さら我に返る。国を追われた私に何が残る…

「君とドラゴン企画」を始めます!

概要は、こちらのTwitterのモーメントにまとめてますので。 【定期、物書きさん募集中】 ⚡️ “君とドラゴン企画” by @oka_reohttps://t.co/krIROTBluB#君とドラゴン企画9月末締め切りの、物書きさん創作企画です。140字から5000字までの短編となります。ご…

休眠解除

それは静かに眠り続けていた。 古からの宝だと、勝手に冒険者たちは夢を膨らませる。暗号化された多重パスコードを解除して歓喜する。彼らにとってそれがパスコードだったという認識はない。 人工知能はテンプレート通りの警告をするが、言語が違う方向に発…

何気ない休日に

私が作ったクッキーを、あなたは頬張る。何回も手が伸びるのは、きっと美味しい証拠なんだろうって勝手に思ってる。 分かりやすいアクション映画。お約束のロマンス。こんな風に想えたら――と思っていたら、あなたがそっと私を抱き寄せた。 この瞬間が幸せ――…

あなたに渡したいものがあるのに

丁寧に包み込まれた貢物は、過剰な想いがこめられているのを実感する。 送り主は、どれ程の気持ちをこめて贈答しようとしたのか。包装に触れるだけで、電流が走るのを感じる。 美しい金糸に織り込んだ感情は溢れんばかりの――嫉妬で。「呪いの解除が完了しま…

君に告げたら終わり

実田梢は臆病だ。こんなに臆病だと思わなかった。同じクラスになって三ヶ月。梢が気になりだしてから、4年3ヶ月もたってしまった。 本が好きな相模君は、暇があれば本を読んでいた。相模君は人付き合いが悪い。愛想もない。でも梢は知っている。彼は、友達…

仲良くなる方法

雨が激しく打ち付ける。しまった、と思った。天気予報は見事に的中し、傘をすっかり忘れてきた自分が恨めしい。 どうしようもなく、正面玄関で立ちすくむ。 スカスカの傘立てを見る。唯一残っていたのは、同じクラスの実田の傘で。誰にも優しくて、成績もト…

君の色

「どの色がいいかなぁ」 ニコニコ顔で言う。憧れていた先輩とのデートらしいが、デートで着る服の相談ぐらい、女子としろと思う。 そう言うと、男子視点での評価が欲しいからよ、と楽し気に笑う。 思わず僕が指をさしたのは真っ白なワンピースで。「へぇ、こ…

全ての災厄を

一想いに、呪符を破り捨てる。この里には、全ての災厄を封じると口伝だけが残る。 愚かと思うが、この手は止まらない。 禁書となった魔術書を漁る為だけに、国は私たちを捨てたのだ。 呪符は繭のように、神木からぶら下がって。 躊躇わず、散り散りに呪符を…

未来を彩る飾り付けを

腫れ物を触るように扱われていた。傀儡の王子だ、情勢が変われば暗殺される。 だから――命を晒すことも厭わずに、市井に出た。案の定、賊が金目当てに取り囲む。きっと、パンをあげた子が僕を売ったのだ。 (のぞむところだ) と目を閉じると――鋼が衝突する音…

ちょっと児童館の保護者会のお話。

児童館と言うよりは、 正確には留守家庭子ども会。 いわゆる学童保育の話でして。 僕はその保護者会の会長をしてるわけでありますが。 今日は保護者会企画のお楽しみ会がありまして。 今までは講師を呼んで催し物って感じなのですが、今回は缶バッジと割り箸…

嬉しかったので。

メモがわりにおいておきます。 そもそもはこれ。 #引用RTで相互さんが推し物書きとして紹介してくれる推される要素は無いけど、もしあったら泣いて喜んで、水色緋色かんばって書こう(エゲツナイ— オカザキレオ (@oka_reo) 2017年2月18日 そうしたら、こんな…

メモ

オカザキレオさんへのお題は・アクアマリンのブレスレット・悲しげに詫びしい・黄金のお家・カリンのカップケーキ・好かれているあの人 です。https://t.co/uodWjWzMukお?— オカザキレオ (@oka_reo) 2017年2月17日 いつか、また書けるといいなぁ。

創作お題のメモ

いつか書きたいなぁ、と思ったシリーズ。 書くかどうかは、予定は未定。 オカザキレオさんの耳元で声がします。「なんでこんな奴が好きなんだろう」目を開けると恥ずかしがり屋な想い人がいました。https://t.co/uyqrzN8PC0言われたい!— オカザキレオ (@oka…

緩和ケアの連携についてのメモ

今日は地域基幹病院での、緩和ケア他職種連携の研修に参加させてもらいました。 チームを組ませてもらっている看護師さんが参加されたりと、畑は違えど、在宅チームとしての志を僕自身も高めていきたいと思った次第。 一つ思うのは、患者さん(利用者さん)…

メモ

ようやく、家族のインフルエンザが落ち着きてきて、ですが。 僕が熱っぽい(笑) いや、わっれいる場合じゃないが、頭がぼーっとする。 多分、脱水だろうと信じたいが、はてさて。 そんな中、懸命に家事に勤しんだので、なかなか創作の時間がなかったので、…

命の氷

男は氷をノミで削るという作業を繰り返す。雪の女王からようやく下賜された【命の氷】だ。 匠であることの証。芸術をこよなく愛する雪の女王が、本当に認めた匠にしか譲らない。男はその腕で、氷の宮殿を作り上げた。 女王はお喜びだ、と文官はご丁寧に報告…

かき氷の記憶

幼馴染と言うには、語弊がある。なんとなく、駄菓子屋の孫、それぐらいの認識しかない。クラスは一緒になったことがない、その程度の関係だった。 この駄菓子屋は、夏になるとかき氷を始める。かき氷を彼女と並んで一食べた記憶だけが鮮明で。 その駄菓子屋…

「おかえりなさぁい♡ ごはんにする? お風呂にする? それとも、わ・た・し?」

とんでもないことになってしまった。 ことの発端は、こんなタグを使ったお遊びでした。 #リプで指定されたセリフをうちの子流に言いかえるこそりとん。— オカザキレオ (@oka_reo) 2017年1月21日 反応なんか無いだろ、と思っていたら @oka_reo 「おかえりなさ…

今週のお題「2017年にやりたいこと」 たまにお題に挑戦しようと思います。新年明けました。おめでとうございました。 2017年、創作はまぁ当たり前です。 ちなみに方言で「あだりめかだりめけっつのわれめ」というのがありまして、どうやら石巻の方言だっ…

二年を跨ぐ

寒くて、手がかじかむ。こんなことなら手袋を持って来れば良かった、と思う。でも、それを通り越すぐらい、みんなと一緒の新年は暖かかった。 大晦日の夜からお参りする事を「二年参り」という。言葉自身は聞いたことがあったが、いざこうやって自分がしてい…

葛湯・チラシ・電気

灯油が切れた。毛布でくるまりながら、電気ストーブで温まる。風邪には風邪薬のチラシを見ながら――意識が飛んだ。「不摂生、きわまり無いですよ」葛根のスープを飲まされながら。朦朧とした意識の中で、唇に何かが触れる。お節介な後輩に今日は甘えよう。と…

甘露

ここは桃の花が咲き乱れる。甘く、芳しく。その中で、男性器も女性器も持たない、裸の【彼女】が横たわる。 仙人ともなれば、性別も表情も失われることは当然ながら、命の重さも軽くなる。仙術を志す、感情を残した生き物たちを見やりながら。 桃の園は、そ…

火焔の少女

研究サンプルとして生まれた私の能力は発火能力(パイロキネシス)だった。当時の私は、力の制御ができず感情的になると、すぐに炎が燃え上がった。 だから決めたのだ、怒らない、泣かない、喜ばないと。 だって私が、貴方を焼いてしまったのだから。 「まだ…

最後の吸血鬼

それは汚れをなにひとつ許さない、絹のドレスを纏った少女の肖像画だった。表情は硬く、笑むことなく、むしろ瞳孔は見開かれて。愛らしさと恐れが入り混じって、違和感しかなく、私は思わす立ち止まった。 時計が鐘を打ち鳴らし、時刻を告げる。 周りには誰…