これは契約なのだと言う。本堂の奥、床板が腐っていた場所に、その妖怪は眠っていた。衣一つまとわず――は思春期の男子高校生にはキツイ――まま納められていた彼女は、僕を見て笑った。 「元服を迎えた武士(モノノフ)が、儂に欲情するか。まぁそれも一興」 …
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