猫の尻尾亭

尾岡レキが創作の事や読書感想を殴り書きするだけのブログです。アイラブ300字SS!

Taskey閉鎖に寄せて

ようやく重い腰を上げて書くのですが(今年も終わるよ
小説(&イラスト?)投稿サイト、Taskey様が閉鎖となりました。(2018.12.21付けで終了)
本当はtaskey閉鎖前にupできたら良かったのですが、日常のバタバタからかなわず。
まぁ、それはそれとして、一つの区切りで、回顧録にすらなりませんが、書いていこうと思ったわけで。

今までの僕個人のオンライン創作遍歴を交えながら、Taskeyさんの個人的な想い出を綴ってみようかなという、最早誰の血にも肉にもならない、そんな雑文です。
奇しくも、今年はこのタイミングでハンドルネームを変更したので(まったくに偶然で、意識すっらしていなかったのですが)なんとも興味深いなと思いながら

 



1 創作遍歴想い出語り

実はもともとは個人ホームページ持ちだったのですが、
小説家になろう様に興味を持って、2013年1月より
読み切り短編を登録したのが始まりでした。
以下、色々な作品をなろう様に登録していって交流もそれなりにあったのですが、
とあるユーザー間企画に参加して、
そのやり方が運営様からクレームがきたのです。(ちなみに企画運営は僕ではなかった)

なろう様ユーザーの方は承知済みの方がいると思いますが
ブックマークをするだけで、ポイントがつきます。
このポイントがやっかい、とうか問題で。
企画作品は、複数ユーザーが参加する形になると思いますが、
当時は1つの連載作品に、複数ユーザーが参加数する形を当時とっている企画が多かったと記憶していますが、それがマズかった。

更新を知りたいからブックマークをしますが
それがポイントの誘導、規約違反となり、企画作品は終了したのでした。
結構、この形を取っていたユーザー様が少なからずいて
泣く泣く、企画作品を削除したユーザー様が多かったように記憶しています。


まぁ、それでなろう様での活動に対してネガティブな感情を抱いてしまった。
今でもアカウントは所持していますが、積極的な活動には至っていない理由の一つです。

あ、でも一応書いておくのですが、
小説投稿サイトは、規約に同意をして活動するのは当たり前のことです。それがイヤなら個人ホームページなりで活動するしかないわけで。ただ時代の変化の中で、後付けの規約追加もあって。ちょっとゲンナリしたのも事実。

でもカクヨム様でも、個人ページに他作者のオムニバス掲載、リレー小説等の掲載は禁止されています。
レビューの誘導になりますからね。
だからこそユーザー企画機能が立ち上がったわけで。

その中で、なろう様の次に心機一転と巡り会ったサイトが
taskey様でした。



2 Taskey様という創作サイト

taskeyという小説投稿サイトがどんなサイトかと聞かれたら、
当初は(有志に)翻訳され、グローバルにコンテンツが注目される可能性があるサイトでした。
また表紙、挿絵も投稿し、またtaskeyユーザーが投稿した挿絵も使えるというスタイルでした。(著作権については、許可する許可しないのチェックあったと記憶してますが、ただガイドラインは甘かったかなと思います)

まぁ、そこは本題ではないので。挿絵が自由に使える。表紙を作れる。本文中に装飾が行える。そこがメリットだったと思います。

今思い返すとですね、なろう様やその他サイトで活動していた方が、新しい場所・新天地を追い求めていた傾向もあったと思います。
(taskey開設当初は、カクヨムもまだ開設していませんでしたしね)

作品の評価は1日1回できるLove it(イイネ)だったのですが
これが当初は勇んでやっていたのですが
これがなかなか、Love itするだけにサイトを回るような感じで、本末転倒な感じが否めなかったのです。

そして後半、特に顕著だったのですが
サイトが重かった。
サーバーの増強、リニューアルの告知も出されていたのですが
結局はβ版のままtaskey様は閉鎖になってしまうわけで。
まぁ、逆に言ったらβ版ですからね。正規版として終了したわけではないので、それはそれだよねとは思うわけけですが。

ここで、巡り会った作品もありますし、フォロワーさんももちろんですし。
素敵なサイトだったと、思っています。


3 ビジネスとしての小説投稿サイト、ビジネスにのっかるユーザー

ただビジネスとして、として捉えたらどうだったんでしょう。
実はtaskey様は今後、チャット小説アプリ「peep」に集約していくとのことで。
どうやら運営様と、taskeyで主戦力だった作家様が契約(?)を結んで、そのチャット小説で新作を公開されるらしいのですが。ユーザーは続きを読みたければ、チケットを買っていくというのは、まぁリーダー系アプリなら、よく聞く話ではありますが。

「チャット小説かぁ……」
とアプリすらダウンロードしておりません。
もちろん、新しい試みだと思いますけどね。

ただその後需要はあるようで、peepの発展をお祈りしようと思うわけで。
ただ僕は正直な気持ちとして
オンライン小説投稿の場と、オンライン作家の皆様の作品を純粋に読める場所が欲しかったので、少しtaskey様の今後のビジョンには心躍らなかった、ということぐらいです。

小説投稿サイトもビジネスで
なろう様、カクヨウム様、アルファポリス様をはじめ
それぞれが、スタイルを確立しています。その中核となっているのは、出版社とのコラボレーションであり、小説の賞であり、出版、作家への道ですね。そこに横並びする苦しさは、確かにあるんだと思います。

そしてユーザーが小説を投稿する、閲覧する。この当たり前の行為なのですが、taskey様で活動する中で実感したのが、サーバーを管理・維持することの難しさがあるんだなと思いました。

多分、コレは利用していたユーザーがみんな思っていた事だと思うのですが、
サイトのアクセスが集中する時間帯は、本当に重かった。重いだけなたまだしも、弾かれますからね。サーバーの増強、リニューアルを誓われていましたが、peepという形を選択し、2018/12/21で、終了します。

投稿サイトは永遠ではない。そこは大きな教訓だと思います。
ただ、taskey様で活動できた。僕では持ち得ない感性の作品、作者様と巡り会えた。それが財産であると思います。

一つに時代が終わる。
でも、その時代の中で活動できた。
そこに感謝を込めて。