猫の尻尾亭

尾岡レキが創作の事や読書感想を殴り書きするだけのブログです。アイラブ300字SS!

#小説書く人向けRTされたら晒すに答えるの回♪

診断メーカーでの

#小説書く人向けRTされたら晒す

にお答えします。

期待に添えない内容ですいません(笑)

 

 

 

1 ジャンル

恋愛、SF、ファンタジーあたりを好む無節操です。テンプレとか無視、無視。

セオリーある王道にそったオマージュを書くのは好き。

うん、天邪鬼ですね。

 

 

2 好きなシチュエーション

色々ありますが。

勇気を出して、精一杯の背伸びで自分の気持ちを言ったり

手をつなぎたいけど、勇気が持てない時に

「迷子なったら困るからな」

ってぶっきらぼうに、彼氏くんが手をつないでくれたりとか。

絶体絶命のピンチで、ヒロインが主人公の名前を呼んだ瞬間に

「遅くなって悪かったね」

って、敵を一刀両断にたりとか。どうですか?

 

3 文体の特徴

基本3人称ですが、心理描写が中心ですね。どちらかというと、軽い文体ではないと思います。回りくどいと思うし。

あと、これは思春期に読んだミステリ作家さんの影響ですが、

 

――(ダッシュ)

 

の表現が多いと思います。

個人的には映画のシーンの切り替えだったり、カメラアングルの切り替えを意識してますが、まぁ回りくどいよね。

でも、こういうスタイルで落ち着いてるので。おつきあい頂ける奇特な皆様には本当に感謝なのです。

 

 

 

4 参考にしている資料

ネットで検索した後、紙の資料を漁ります。

むしろ、日頃から資料を漁るのが趣味です。

今は使わなくても、いつか使うかもしれないので。

とか言いつつ、活字と戯れていたいだけなんですけどね。

 

 

15RTでしたので、以上で。

RTをくださった皆様、ありがとうございました!

 

 

婚約腕輪

これは契約なのだと言う。本堂の奥、床板が腐っていた場所に、その妖怪は眠っていた。衣一つまとわず――は思春期の男子高校生にはキツイ――まま納められていた彼女は、僕を見て笑った。

 

元服を迎えた武士(モノノフ)が、儂に欲情するか。まぁそれも一興」

 

そう呟いた声が契機だったのか、彼女の吐く吐息が、腕に巻きつく。

 

「な、何、これ?」

「生臭坊主の家系は、教えを一子相伝と聞いたが、ニンゲンの為す伝聞などその程度か」

 

ふむと頷く。い、意味がわからない……。

 

「疫で米も野菜もダメになった時代があってな。貴様の祖先は、儂に泣きついた。もともと、医の心得がある儂には造作無いことだった。その変わりに、供物を要求した」

 

「え? それって、人身御供?」

 

いわゆる生贄ってヤツじゃないかと、と唾を飲み込む。腕に巻きついた煙は腕輪となって、取れない。どう足掻いても、だ。これは観念するしかないのか、とから笑いしか出てこない。

 

「血は争えぬな。別に人間の血肉など、食ってもうまくはない。儂には興味がない事よ」

「え?」

「儂は優秀な子が欲しいだけ。生臭坊主は優秀な血はあったが、女にだらしなくてな。坊主が庄屋と不義密通とは、なんとも嘆かわしい事よ。血は良くとも、親がそれでは子は育たぬ」

 

「は、はぁ」

 

「故に、今日まで待った」

 

「へ?」

 

「坊――名はなんと?」

 

「え? 慶太だけど――」

 

「心音(ココロネ)が美しい。お主のような武士ならば、夫婦(メオト)となる事にも異議はなし。待ち続けた甲斐があったというもの――」

 

え? え? え?

この瞬間も、裸の少女は僕に距離を詰めてくる。

 

「ま、まって、待って! ちょっと話しあおう、色々ちょっと確認したいことが――」

「体で語ることも武士たる、か。一目惚れというものは信じていなかったが、この世に絶対は無い、ということか。天よ、閻魔よ。この出会いに感謝する」

「だから待って、ちょっと、待って、待って――」

 

 

 

 

 

 

この後、音を聞きつけた母が駆けつけて――さらに事態はややこしくなるのだけれど――兎に角、今はもうそれどころじゃなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、女子高生っていう設定そのもが電波様、コラーって感じですが(笑)

男子が大好きな、幼馴染とか、近所のお姉さんとか、委員長とか巻き込みながらの、伝奇的ハーレムモノも面白そうです(笑)

告白ロールプレイング

 


「あのさ、告白のロールプレイングに付き合ってくれない?」
「は?」

 家飲みをしながら、同僚はそんなことを言ってくる。

「告白って、どう言っていいか正直わからないんだよね」

 こいつは……。入社の時から私が気になっている事を知っていて言ってるのか?

「女子はどんな風に言ってもらったら嬉しい?」
「そんなの人によるに決まってるじゃない」
「じゃあ、槙本は?」
「え……」

 言えるわけがない。何度、目の前の鈍感野郎にその言葉を投げようと思っているんだ?

「好きだよ」

 同僚は耳元で囁く。背中がぞくっとする。言われたかった言葉なのに、と思う。少しおしゃれをしたり、ご飯に誘ったり、休日を一緒に過ごしたり、買い物に出たり。それなのにコイツは少しも気づきもしない。

「付き合ってください」

 同僚は続ける。

「でも、付き合ってくださいって、あんまり好きじゃないんだよなぁ」

 とハイボールに口をつけて。

「槙本ならどう言う?」
「す……す」
「え?」
「ずっと、好きだったんだよ、バカヤロー!」

 煽られ、衝動に任せて言ってしまって――固まる。

 こ、これはロールプレイングだ。何を言ってしまってるの? アルコールの酔いとはまるっきり別の意味の熱さが体中を駆け巡る。

「うん、俺も」

 とニッコリ同僚は笑――う?

「槙本、好きだよ」

 ズルイ笑みを浮かべながら。こいつはいつもそうだ。飄々として。でも仕事で失敗した私に、さり気なく手を差し伸べてくれて。
 ズルイ、と思う。

「女子に誘導尋問で言わせるなんてサイテーだ」
「散々言っても気付かない槙本が悪いんだけど?」
「な、お前、そんな事を一言も――」

 と反論する暇もなく、彼は私を抱きしめる。バカ――と、こんな時でも悪態を吐く私は、本当に素直じゃない。

「槙本のバカは、好きと同義語だよね」
「そんなわけあるか」
「じゃあ、好きって言ってよ」

 私がどれだけ好きなのか、言葉なんかで伝わるか。
 だから私は、今まで伝えたくて伝えたくて仕方がなかった言葉を、唇に全てこめて――。

 

 

ふと、「告白」で書きたくなって、タラリンと書いてみました。

『これだけは言える』

 

面白いので、これでなにも考えずにショートショートを。

 

 

 

<hr>

 

 

「私は見たんだからね」

 と彼女が言う。表情が険しい。彼女はいつも感情的になる。僕は表立って、感情に出さない。だから日頃は面白いなぁと思って見るのだが、火の粉がこちらに飛び火してくるとなれば、また話は別だ。

 

「あんな風に優しそうに、私には笑ってくれない」

「……」

 

 もっと周囲に気を遣って、笑顔の一つでも見せてみろ、と言ったのは君なんだけどね。その言い付けに従って、少し笑ってみた。普段、無表情な僕が笑うことが、女子はよっぽど新鮮だったのか、キャーキャー言っていたが、僕には騒音にしか聞こえない。

 

 だいたい、僕は他人には興味がないのだ。誰が何をしようが関係ない。どう思っていようが関係ない。関わらなければ傷なんかつかない。僕はそれを学習した――はずだった。

 

 登校拒否をしていた僕に、彼女は学級委員長として、過分なまでに余計なお世話をしてくれた。

 まぁ、今となればそれも悪くはない。

 だいたいにして、彼女は面倒臭い。

 

「これだけは言えるんだけどさ――」

「え?」

 

 僕は彼女を覗き込む。。

 

「君以外に、興味はないからね」

 

 その一言で、君は頰を赤く染めて俯く。だいたい、こういう事に免疫がないくせに、ムキになったり感情的になったりする。

 少しイタズラしたくなった僕は、とっておきの本心を囁いた。

 

「もっと言うとさ――」

 

 ボソリと言葉にする。

 俯く彼女の肩が心なし、震えている。

 

「ズルい、今、そんな事を言うなんて」

 

 僕はニンマリと笑む。

 

「ズルい、今そんな風に笑うなんて――」

 

 面倒臭いので、彼女の唇を塞いでやった。

 

 

<hr>

 

 

登校拒否していた小悪魔的男子と

不器用優等生。そんなノリで。

認知症サポーター養成講座に行ってきました。

 

今日はお仕事のお話。でもプライベートで行きましたが(笑)

相方さんと一緒に行ってきたのであります。

 

www.caravanmate.com

 

認知症サポーターってなんなのか、と言うと。

とくに認知症サポーターにはなにかをとくべつにやってもらうものではありません。認知症を正しく理解してもらい、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になってもらいます。そのうえで、自分のできる範囲で活動できればいいのです。たとえば、友人や家族にその知識を伝える、認知症になった人や家族の気持ちを理解するよう努める、隣人あるいは商店・交通機関等、まちで働く人として、できる範囲で手助けをする、など活動内容は人それぞれです。

 

 というわけで、資格や業務というよりは、認知症の方が地域の中で変わらず住み続けることができるよう、知識や理解を得て欲しいというところなのです。

 

もともと僕自身、介護支援専門員(ケアマネジャー)を駆け出しでありますが、業務として行っていて、認知症のあるご高齢者さんとは切っても切れない関係にあると思ってます。

その方がたに支援をする上で、疾患を知らないままケアをすることは、なんたる無知なことか。

僕自身、勉強を重ねてきましたが、ここであえてサポーター講座を受講し、利用者さんのみならず、家族、地域の視線・視点を大事にできたらと思って参加したのでした。

 

同じく参加した相方さんは、デイサービスの介護スタッフ。

共通するのは、認知症という症状を知らずして介護はできない、ということ。

専門性のある介護福祉士とは、介護支援専門員とは……?

と考えた時に、研鑽を積むのは当然であるのですが、現状に満足し現状のやり方こそ「自分たちのやり方」と捉えている人がいるのも事実。

 

でも自分たちのやり方、ではなく

その方々の生活を支える一助でしかない。

 

僕はそう思います。

ケアをしているではない。

ケアをさせて頂いている。

 

その中で、認知症を患う皆様の感情に残るスタッフでありたい。

より強く思った1日なのでした。

 

 

ということで、創作から離れて、少しお仕事のことなんかもたまに呟きます。

たまに、ですけど。

ではでは。

 

 

 

 

まさかねぇ。

こんな事ってあるんですね。

一昨日の話ですが。
仕事でクタビレリンな僕はですね、
それはそれはクタビレテル時に
帰り際に遭遇したのです。
 
ヤツらが!
 
川土手を走っていると、
路肩に寝そべるシカさん。
 
「あ、シカや!」
と思った瞬間でした。
横切る影。
 
「え?」
軽い衝撃。シカ君(さん?)が横切って、見事に衝突。シカさん(君?)は慌てて逃げて行ったでした。
 
「おーい、シカ!」
 
窓を開けて呼び止めるが、シカ君(さん?)は聞くはずもなく。
 
本日ディーラーに修理の依頼をしてきまして。
明らかに前が凹んでますからね。
さすがに仕事でも使用するのに、放置もできないわけで。
 
「良かったと言ったらいけないでしょうが、シカとの衝突で廃車になることもありますかれね」
さり気なく怖いことを言う。
 
 
というわけで明日から、またしばらくバス通勤。訪問日程はだいたい月半ばから始動するので、とりあえず良かったかな、と。
 
 
ということで、つい先ほど
連載小説「限りなく水色に近い緋色」の最新話を更新したことをお知らせしつつ。
今夜はこれから、町内会の総会に行ってくるのです。ウニュニュ、早く寝たい。読書したい。書きたいと現実逃避なおいらなのでした。
 
ではでは。