猫の尻尾亭

尾岡レキが創作の事や読書感想を殴り書きするだけのブログです。アイラブ300字SS!

ポメラが欲しい

ツイッターで呟いている通りである。

 

デジタルメモ・ポメラ
キングジムさんが出しているニッチな一品。まぁポメラで検索してくださいな。

 

実は僕、ポメラDM10を所持していました。
理由は持ち出して、サクッと書きたいと思ったのでした。

 

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001KZ8BDC/hatena-hamazou-22/

 

 

アマゾンさんはスゴイね。

 

「2009年に注文したぜー」
って教えてくれる。

ちなみに、このポメラさん、

当時2歳だった頃の娘さんに

折り畳み式のキーボードを

パッキリ折られたのでした。

 

ぱきっと、ね。

 

 

 

そこからMacが中心となって、iPhoneで書いたりと

すっかりAppleに傾倒していったオイラですが。

 

今年になって、ポメラが欲しい欲が再発。
現在出ているのは、DM200とDM30。

片方はストレートタイプ。ATOK他、機能最高峰。

片方は折り畳みタイプで、旧機種並みの変換精度ながら、電子ペーパー搭載。目には優しい。電子ペーパーならではの、残像があるとかにゃんとか。

 

 

この前から検索してはレビューや、動画を漁っている始末。

 

娘には
Macがあるでしょう」と呆れられましたが、僕には僕の理由がある。

 

相方さんも仕事や、子ども会の業務で、Macを使う。

出かけたら出かけたで、iPhoneで執筆をしようと思ったら

ちびさんたちにiPhoneを奪われる。

面白そうなアプリをこっそり入れる僕が悪いのだが(ダメじゃん

 

 

 

そんなわけで、僕個人としての

物書きツールが欲しかったのだ。

 

しかもMacに比べて、しっかりと打鍵感があるのも惹かれる

MacBook Proの第二世代バタフライキーボードファ嫌いなわけじゃない。ソフトなタイピングは疲れないということを、奴は教えてくれた。でもエレガントじゃない反応を欲しい時が、男は時としてあるのだ!)

 

 

まぁ、バカと言ってもらって結構です(バカw

 

 

というわけで、今までは欲しいものは

「欲しいんだけどなー」で買ってもらったオカザキ父さんですが、

最近の子どもたちはお手伝いや宿題を終わらせてシールゲット。貯まったシールで、お小遣いに換金システムが、お父さんにまで採用されたのであった。

 

「俺の給料で……」
「私の給料でもあるけどね(ニッコリ)」

 

 

かくして、ポメラへ向けての遠く険しい道のりが始まったのであった。
半年はかかるかなぁ(遠い目

 

 

 

 

追伸。
このシステムを採用してから、

チビさんズも刺激されて前向きですと、相方さんはホクホクです。

 

 

とりあえず地道にお手伝いをしながら、DM200にしようかDM30にしようか、悩もうと思う。

 

 

「今までお手伝いしていた過去分の精算は――」
「却下」

 

 

買い物は、買うまでが

貯金をすることも

楽しみの一つです。

 

空が欲しい

 頬杖をついて、僕はぼんやりと城下を見やる。目を盗んでは抜け出して、束の間の自由を楽しんだ日々。それすら籠の中の鳥だった、と今なら思う。

 はるか彼方、地平線。その向こう側まで、行けたら――。

「なに、考えこんでるの?」

 さりげなく彼女は紅茶を淹れてくれる。近衛騎士としての自覚が足りないと言う輩もいるが彼女は意に介さない。そんな彼女の奔放さはまるで、青が眩しいこの空のようで。

 君の自由さはまるで広い空のようだね――。そう言うと彼女は小さく笑んだ。

「君は贅沢だね、よその国が欲しいとか言わないで、空を欲するんだね」

 本当に欲しいのは君なんだけど――その言葉が漏れるより早く、僕は紅茶を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

今回も難産でしたが、なんとか。

完全オリジナルで行こうと考えていたのですが、

結局、何回か書いたこの二人に落ち着いて、滑り込みに近い感じで投稿です。

 

もう少しぶっつけ本番ではなくて、

プロットやらネタを練り込みたいところ。

次回こそは!

 

今回もいろいろな方の作品を、全ては難しいですが読ませていただくのが楽しみです。

ではでは。

 

 

限りなく水色に近い緋色の3人

遡ること、2014年です。

呂彪 弥欷助様
 @mikiske_n

に描いていただいたのですよ。

描いていただいたのが、なろうで連載していた時がメインで。

まだ第二章が完成していなかったんですけどね(-。-;

 

限りなく水色に近い緋色の

ひなた、爽、ゆかりです。

 

 

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このイラストを描いていただいた時のイメージは中学生くらい、と仰っていた気がしますが、記憶違いだったらごめんなさい。

このイラストを見たら、途端にこの三人の関係が大好きになって。

いつかこの三人の番外編を書くぞと思っていたのですが。

本当は第2章が終わったぐらいで、書こうと思っていたんだけど、

つい勢いで突っ走ってしまったのでした。

 

いつか書くよ。
とりあえずは、素敵なイラストを描いてくださった呂彪さんへ、

数年越しのお礼まで。


本当にありがとうございました!

限りなく水色に近い緋色のライオンさん(ネタバレ含む)

 

タイトルだけ言ったら、なんのことやらだと思うけど。

 

|†ŧ๑ヘ”@夏目翔

@kmo_nob 

からですね。素敵なプレゼントをいただいたので、うふふふふ。

 

 

 

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もう素晴らしスギルのですよー、師匠!

(taskeyを主に活動していた時にお知り合いになったのですが、絵も描く・小説はもちろんステキときては、師匠と呼ぶしかないと思ったのは、ここだけのナイショのオハナシ)

 

 

さて通称ライオンさんですが、

この子、拙作「限りなく水色に近い緋色」の第2章の終盤から、第3章にかけて(現在、第3章執筆中ですのでね^_^;

出てくる子で、詳細はネタバレになるので省くのですが、

非常に僕自身、お気に入りなヤツなのですが。

 

また日を改めて、このブログで番外編を書こうかなぁと。(本編、忙しさと自身のスランプで停滞してますがw)

 

取り急ぎ、素敵なイラストをいただいたので、ここで。また改めて、番外編は書きます。

 

 

過去に、呂彪さんからいただいたイラストも

実は大事に、いつか番外編を書こうと思っていたんだけど、

今度ブログに載せていいか聞いてみよう。

 

 

まずは、作者冥利につきるプレゼントをいただきました。

本当にありがとうございました!

破滅の王

 

 全ての生きとし生けるものがずっと、憎かった。
 この国は、種族差別の上に成り立つ。龍の血を引いた王族が政を取り仕切り、ヒトが仕える。半獣やドワーフは、ヒト族の下で奴隷として生きることでしか、許されない。

 金脈採掘の過酷な労働環境のもと、家族や同胞が生き絶えていく。
 それでも、ヒト族は奴畜(ドチク)という扱いで、いいように扱われ、家畜のように倒れたら次の奴畜が放たれる。

 そんな時に、金脈の中に眠っていた青真珠に目を奪われた。
 金ではないから、と。ヒト族の監督は目もくれ図、蹴飛ばして――転がった真珠が、俺の足元にわざわざやってくる。

〈ハロー?〉

 青真珠がそう言っている気がした。

〈お前は、俺のことを理解できるんだろ?〉

 そう軽薄な声が、脳裏に響く。
 知らないわけがない。ドワーフ族は、鉱脈の中で、眠る魔力を掘り起こしては、道具に埋め込むのだ。

 だが、ここでは鍛治ができるはずもない。

〈諦めるか?〉

 青真珠がせせら笑うのを尻目に、俺は――青真珠に手を伸ばして――飲み込んだ。
 青真珠は笑う。

〈いいぜ、愉快だ。お前のこと気に入ったよ〉

 手のひらに青真珠が覗かせては消える。

〈本来の錬成をすっ飛ばすんだ。20年待て。そうしたら、あんたの願いを全て叶えよう。あんたの体に定着するまで、な〉

 生きとしいけるものを、全て憎む。それだけのために残りの時間を生きる――。

 

 

 

 

 そのはずだんだったのだが――。
 一つの時代が終わって。
 龍人を王族とし、ヒト族が政を担うそんな時代が終わって――。

 俺は、戦乱の最中捨てられたヒトの乳児を抱いていた。

〈お前はこれで自由だ。とりあえず、この赤ん坊から血祭りにあげるのも一興かもしれんな〉

 青真珠が手のひらから覗く――その青真珠を、俺は乳児の唇に触れさせた。その子は反射的に、吸い付く。

〈バカ、貴様、何をやって――〉

 魔力で、母乳を流してやってくれ。それぐらい、造作ないだろ?
 ニッと俺は笑う。

 魔石は大概にして、嘘つきだ。
 20年も待たなくても、魔力は定着していた。
 それでも、どうでもよかったのだ。
 20年待てば、劫火で焼く。焼き尽くす、それだけを夢見てきたのに。

 一番憎んでいた、ヒト族の赤子なんて、捨てればいいものを。生後一人では生きられない存在だ。ヒト族なんて、こんなにも脆い。オトナになれば、あんなにも狡猾だが。

〈育てるのか?〉

 それもまた、面白いかもしれない。

〈バカだ、お前は。ドワーフの一族を迫害した一族を、しかも王族の――〉

 うるさい。
 とりあえず、お前はオシャブリでいろ。俺は小さく笑みながら、火が回る王都を後にして――。

 どこかの村で鍛冶屋でもするか、そんなことを思いながら。

 

 

 

 

 

※作者注記

奴畜(ドチク)という言葉は現在の日本語にはなく、あくまでこの世界の蔑称として見ていただけたらと。

ただし、調べてみると、農奴としての意味合いで、古典に出ているという表記もあり、インスピレーションで単純に書いて見たにしては、なかなか面白いなぁと個人的に。

 

参考web

ザイモツ【財物】とドチク【奴畜】 | 情報言語学研究室

公園の一風景

 

 チビちゃんと彼が、全力で遊んでいるのを見ながら、ふと少し寂しい気持ちになる。
 旦那さんと仲良しだね、とよく言われるけど――。
 チビちゃんが産まれる前は、彼と自然に手を繋いで歩いていた。
 ――結婚したら、手なんか繋がないよ。
 友達のその言葉が、なぜか胸をざわつかせる。
 そんなことを思っていると、彼が隣に座って――そっと手を握る。
「え?」
 チビちゃんは、いつのまにか蝶を追いかけていて。
「しばらく、できてなかったからね。迷惑?」
 私は首を横に振って――
「わたしも!」
 チビちゃんが、慌てて駆け寄ってきて。
 距離は縮めることは、こんなにも簡単だって、チビちゃんが教えてくれる。
 うん、だから遠慮しない。

 

 

 

 

第42回twitter300字SS参加作品

テーマ「遊ぶ」でした。

色々と考えていたんですけどね。

遊ばれた恋とか、遊戯とか、政治ゲームとか。

結局、こう言う形で落ち着いたのは、まぁ今日家族でサイクリングに行ったリアルの影響も近いですけど(笑)

ちなみに我が家は、手は繋がないけど、友達や相棒感覚が強いので。

あと、車の助手席を巡って、チビちゃん達にも譲らないとか――あ、余談はこのぐらいで。

 

今回も参加できたので、他の皆さんの作品も楽しみたいと思います。

ではでは。

 

新しい恋

 ウブな女の子でもないのにと思う。仕事に夢中で、気づいたらこの歳になっていた。最後に付き合っていたのは大学生の時で。その時は当たり前に手を握ってデートしていたのに、今じゃどうしていいか分からない。
 4つ年下の仲西君に好きと言われた。反射的に、頷いてしまった私は無責任だと思う。
「プライベートくらい、名前で呼んでもいいよね?」
 無邪気に彼は言う。
「さゆり」
 素直に言われて顔が熱い。どうやら、私の新しい恋はすでに始まっていたようで。

 


「あ、仲西先生と織田先生、付き合ってたの?」
「まぁね」
「いいなぁ、先生たち可愛いー」
 普通に話さないで。少しは隠して。生徒の前でやめて!

 

 

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今回もなんとか参加できましたー。次回はもう少し、テーマをひねって参加したいと思います。