猫の尻尾亭

尾岡レキが創作の事や読書感想を殴り書きするだけのブログです。アイラブ300字SS!

小学校から電話

 

小学校から電話があるとドッキリします。
慌ててかけ直しました。

今頃はPTAの役員もしているので「お仕事でしょうか?」「書類の修正でしょうか?」と反射してしまう僕がイヤだ(笑)

今回の書類は会長が作ったし、とかゴモゴモ思っていると
坊の方の担任の先生で。

 

「お父さん、すいません、ゆー君が階段から転んで」

 

まず、この瞬間からフリーズ。

ちなみに我が家は、相方さんがデイサービスの介護職員ですので

サービス提供時間中は、携帯電話などでられるはずもなく。

第一連絡先が僕になっているのです。

 

「お掃除の時に、箒とチリトリを持っていて
 横向きに転がったようで……」

 

フリーズ。
フリーズ。
フリーズ。

 

 

イメージしました。

横向きに転がって……。

な、に?

スタント?

 

まって?

まって?

まって?!

 

お前、なにやってんの?

 

 

「肩の痛みだけだったんで、とりあえずは保健室で湿布を貼ってもらってますが

 お家でも様子を見てあげてください」

 

 

先生、オッケー。

オーライ。

理解した。

 

 

慌てて、家に帰る時間を見計らって電話をしたが、出ない。

お、い。

もう帰っている時間だよね?

 

姉ちゃんの電話にかけてみたが、

やっぱり出ない。

 

 

嘔吐?

意識消失?

電話に出られないほど、パニック?

 

上司に理由を説明し、早退。
慌てて、仕事用携帯やら、車の鍵やら忘れそうになったけど。

 

 

車を走らせて、一目散に帰宅。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぁんだか、元気な声がしますよ。

走り回ってますが。

 

「おっす」

「おっす?」

「早かったね」

「早いだろ、階段で転んだと先生から聞いて帰ってきたの。なんで電話に出ないの?」

「え……面倒臭いのと、本を読んでいて」

「姉ちゃんの携帯にもかけたんだが?」

「猫のお世話して、忙しかったんですー」

「宿題は?」

「「してませーん」」

 

 

 

綺麗にハモったよ、このひとたち。

とりあえず、携帯電話は出ろとちょっと説教。

ただ、安心はできないので、今晩一晩様子見。

 

肝心の転がったエピソードをしっかり聞いてなかったので、

この後問い詰めます(^^;;