「闇の守り人」を読んだよね!
精霊の守人シリーズ第2巻
「闇の守り人」でございます。
引き続き、娘さんから早く読めと言われて、着手したら
例によってどっぷりでした。
ではお品書き。
1.あらすじ
女用心棒のバルサは久しぶりに生まれ故郷のカンバル王国にもどる。幼い日、カンバル王に父を殺されたバルサは父の親友ジグロに助けられ、生まれ故郷をあとにしたのだった。しかし、ジグロはそのため汚名を着ることになった。バルサはジグロの汚名を命がけで晴らそうとする。野間児童文学賞、産経児童文化賞受賞の『精霊の守り人』の姉妹編。
(ブクログより引用)
相変わらずヘビーであります。
2.ブクログレビュー
前作、精霊の守り人後のお話で、
今回はチャグムもタンダも、そして大好きなトロガイ師も出ない。
先に読んでいる娘の話しをきながら、ちょっとショックだったのですが、
過去へ向き合うバルサとジグロ(養父)との過去の清算という意味で、
華々しさはなかったかもしれないけど、
チャグムと諸々を乗り越えた後の、過去との向き合いは
あっさりとのめり込んでしまったのでした。
これは第3巻以降も読んでいくしかない!
読むしかない!
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前作、精霊の守り人後のお話で、
— オカザキレオ (@oka_reo) 2018年10月8日
今回はチャグムもタンダも、そして大好きなトロガイ師も出ない。
先に読んで...『闇の守り人 (偕成社ワンダーランド)』上橋 菜穂子 ☆5 https://t.co/O7u77TQVPz
3.読書感想文
チャグムもタンダもトロガイ師も出ないのかよ-、と娘さんの事前情報で知っていましたが(まだ言うかw
今回は養父・ジグロとの過去の清算回でした。
なかなか、壮絶な過去を背負っていると思います。
区切りを求め、また復讐なんて微塵も思っていなかったわけですが、
カッサとジナという若い二人が出会ってくれた事で
物語は加速するというか、必然だったというか。
いろいろな事は思うのですが、
やはりこのシリーズの中で、
「魂の帰る場所」であることと、
「目に見えることが全てじゃない」ということ、
そしてオトナの身勝手さに振り回される子どもたちが、
僕の中でガシンガシン響くのでした。
特にオトナの身勝手さの部分ではね。
前作、夏至祭でも伝承が歪められた部分でも感じたりしましたが、
前回のチャグムは運命に翻弄されている感が半端なくありましたが、
今回、カッサは翻弄されながら、
最終的には自分自身で選ぶんですよね。
ジグロの背中を見ながら、バルザが生きてきたように。
この短い期間の中で
バルサの背中を見て、前を向く短槍使いが……。
第2巻を読むだけでは、まだまだ先が見えない。
次回作を楽しみしながら(もうゲット済み)
心躍らせていきたいと思います。