okazaki3project

オカザキが創作の事や読書感想を殴り書きするだけのブログです。時々、自主企画の告知とか。

君との時間はおしまい

 気になる、って程度だったんだ、最初は。

 同じクラスが続き、当たり前のように話をしていた。壁を感じず気遣いをする必要が全くなくて。

 試しにさ、付き合ってみたら?
 無責任に誰かが言う。

 そんな失礼なこと言えるわけない。
 終わらせたくないって気持ちは強い。

 でも今までの強運もこれでおしまい。僕と彼女は離ればなれで。
 もうこの時間は終わってしま――

「佐島」

 彼女が声をかけてくれた。

「先生と生徒の関係もおしまいだから。そうしたら私、遠慮しないからね」
「え?」
「遠慮しないって言ったの。好きって、言った方がいい」
「先生、聞かれるって!」

 顔が熱いのは暖房のせいなんだ、きっと。

 

 

 

 

twitter300字SS参加作品、その2です。

騎士には王が必要で

 王子が連れ帰った貧民街の剣客に興味があった。
 先王崩御後、宰相が政を動かす。宰相は王子が何をしても興味ないという無礼な素振りで。

 仕えるべき王がいない現実が苦い。

 鬱憤を晴らしたかったのだ。
 手合わせを申し入れ――彼女はあっさりと承諾をする。
 近衛騎士と勝負をする気なのかと呆れたが――その数刻後、土を舐めさせられたのは私だった。


「まぁまぁだね」

 と彼女は言う。蝶が舞うような所作は見事で。

「あの子の害になるなら切り捨てようと思ったけど、あなたは違うのね」

 試されたのは、私と言うことか。

 と、それを見ていた王子が手を伸ばす。勿体無いと思いながら、私はその掌に触れた。
 仕えるべき王ならここにいる。

 

 

 

 

 

と言うことで、月に1回のお楽しみ。

Twitter300字SS、今回は「試す」でした。

しかし、自分で書いていながら、この子好きだわ。名前決めてないけど(え?
そして「試す」って、かなり難しかったけど、今回も。

以前書いた作品のキャラに最近なっているのは、余裕がないからか。

できれば完全新作で挑みたいところです。

 

「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」を読みました。

ncode.syosetu.com

 

 

突然ですが、読書メモ。
作者様のあらすじから。

 

 勇者の加護を持つ少女と魔王が戦うファンタジー世界。その世界で、初期レベルだけが高い『導き手』の加護を持つレッドは、妹である勇者の初期パーティーとして戦ってきた。
 だがレベルが高いだけで魔法も武技も超能力もない加護では次第に戦いについていけなくなり、ついに仲間の一人の賢者から「お前は真の仲間じゃない」と装備を全て奪われ、銅の剣一本でパーティーを追い出されてしまう。

 すっかり心が折れてしまったレッドは、世界の命運なんて知ったことか魔王軍との戦いから遠く離れた辺境の地ゾルタンで、目立たず1人楽しく生きてやると、旅の中で身につけた知識を活かし薬草屋を開くためとお金を貯めることにした。

 下町で暮らすハーフエルフの大工や、勇者の仲間にならなかったお姫様と一緒に、生まれついての加護が支配する世界で目指せ辺境スローライフ

 

 

という、なんて丁寧なあらすじ。
そして、今時のタイトルですが、中身はなかなかに硬派なファンタジーです。

白状しましょう。
最新話までの読破、半日でした。

物語の全貌もこれからという感じですが。

半チートと言えばいいか。
努力した才能はある。十分に実力もある。
でもコンプレックスと、過去に囚われて……から始まるのですが。

一般人からしてみたら、十分に能力がある。
でも、挫折があって。
自分のできるところから始める、と言うところが
共感できるところがあるんじゃないでしょうか。

ハーレムものじゃないのも、好感度が高いなぁ、と。

基本、一人称。時々、三人称。(お仲間視点)
でも、ある程度世界を巡って、人の世の酸いも辛いも(甘いではない)
味わった主人公だからこその、三人称に近いものがあって。

あぁ、こう言う視点は新しいなぁ、と。
今後の展開が楽しみです。

 

小説家になろう様からどうぞ。

 

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

夢だけでも見させて

 ラボの中が、クリスマスムードなのを見やりながら、僕は白けてしまう。
 ここは実験の結果が全てで。
 くだらない――と吐き捨てた、その足が止まった。
 あの子が、ツリーを見上げていて。
 彼女の両親は研究者だ。両親にとっては、娘という認識よりもサンプル対象で。
 可哀想に、と思うけど同情はしない。僕は、我関せず通り過ぎた。

 

 


「何が我関せずよ。特化型サンプルへのアクセスコードは難しいって――」
「姉さん、ちょと静かに」
 彼女は、今年こそ両親がプレゼントを置いてくれると信じてやまない。僕らだって、それぐらい夢を見たっていいはずだ。
 バカだな、って思うけど。それでも――。
「メリークリスマス」
 僕は君に囁いた。

 

 

 

ということで、twitter300字SS参加作品でした。

最近、忙しさにかまけて文筆が疎かだったのですが。

これを機会に、しっかり書いていきたいなぁ、と。

今回は、うちの子のあの二人プラス、シスコンなボクっ子姉様でした。

お粗末!

「君とドラゴン企画」無事に終了しました!

togetter.com

 

君とドラゴン企画が無事に終了しました。

主催者含めて全20作品のエントリーがありました。

リンクは、togetter参考ですが、スペシャルサンクスで、参加いただいた皆様を。

 

 

 

呂彪様、想紫苑様、空色蜻蛉様、ひろたひかる様、SPICE5様、aio様、猫乃あお様、りゅーま様、ドーナツ様、ミド様、ばう様、霧原真様、なっつ様、夏目翔様、遥飛蓮助様、早瀬ぱこ様、せせり様、丘灯秋峯様、水原緋色様。

  • そして、読者としてこの企画に参加、TwitterでRTにご協力いただいた全ての皆様、本当にありがとうございました! 


  • 全ての作品に感想をつけさせてもらいましたが、全体的な感想を。
  • 悲喜こもごも、様々な君とドラゴンの物語が集まりましたが、例えばファンタジーだったり、現代だったり、西洋竜であったり、東洋竜と解釈されたりと本当に様々で。

 

ただ共通していたのは、何より

「君とドラゴン」な物語だったということでしょうか。

 

勿論、概要の中に

「君とドラゴンな物語を読ませてください」

と書きました。

ただ、テーマとしては細かくは書かなかったつもりでした。

 

それがどれを読んでも、君とドラゴンな物語となっていたのは、主催者としては本当に有難くも嬉しかった、それに尽きます。

 

 

さて、度々、自主企画をしてきましたが

もちろん、今後も何かしらの企画をさせてもらえたらと思っているのですが

今漫然と考えているのは

 

「イケてるじーちゃん・ばーちゃん企画(仮)」

「私と王子様企画(仮)」

「創作猫づくし企画(仮)」

 

とか。

またその時のテンションとか、ノリでだいぶ違うと思いますが、

またみなさんと企画ができたらな、と個人的には考えています。

 

 

ではでは、またお会いしましょう。

本当にありがとうございました!

 

 

 

映画「僕のワンダフル・ライフ」を観てきたので感想をば!

 

boku-wonderful.jp

 




家族で映画を観てきたので、感想を少しばかり。
アンパンマンドラえもん仮面ライダープリキュア、ディズニーを辿ってきたチビ達でしたが、
「映画館いきたーい」の娘の声に連れられて、行ってきました。


あらすじはこちら。

 

車に閉じ込められ、衰弱寸前のところをイーサンとそのママの助けられた
ゴールデンレトリバーの子犬。
この子犬、ベリーとイーサンをめぐる物語なのですが、
注目すべきは、一度寿命で天寿を全うしたベリーが、次の生でまた犬に転生し、イーサンとの記憶を残し、イーサンを求めて人生を送って行くのです。

 


号泣でした。
動物映画はまずいんです。
愛らしい動物に、感情を全て持って行かれます。

次の人生へ行く中で、決してハッピーじゃないことだらけで。
ベリーの時の人生で、すでにイーサンの一家は、離散しますからね。
それに、恋の苦しみもあって。


それでもベリーはね、ひたむきなんです。
イーサンと再会できた時、もうスクリーンが見えない。
これぐらいは書いてもいいでしょ?


この映画は、ベリーの一人称で語られて
設定もファンタジーだから、フィルターにかけられている気もしますが
人の世の無情さを、リアルに描かれています。

保健所に保護されて人生が終了したり、
家族の悲しみ
人間のエゴによる犬の調教、活用や
放棄という名の虐待、捨てるという行為も。

だから、ペットを飼うということは
可愛いだけじゃ済まない。

でもね、それだけじゃないのも人間で、
それはラストまで見て欲しいです。

これはファンタジーだから
そんなの無理だよ、って思うけど
無理が可能になるから、ファンタジーなんです。

子供達の前で、たくさん泣いて恥ずかしかったですが、
それもまた愛嬌。

映画を観ることそのものは二人とも好きなようなので、
素敵な時間を作ってあげたいと思います。

今作は、僕としては、本当に良い出会いだったと思います。
ベリーに会えてよかった!

 

憑見酒(ツキミザケ)

 他の人に視えないと気付いた7歳。境界線が曖昧になったのが11歳。14歳になって、あの子の顔も視えなくて。
 17歳、恋をした。そしてあの子の声が聞こえなくなった。初恋はすぐに終わった。櫻が舞い、紅葉が散るを繰り返し。
 ――視たいかぇ?
 と言ったのは、お寺の住職だった。水の澄んだ清酒がいい。中秋の名月、雲ひとつない深夜に、縁の場所で。盃を呷り無心に待て。
 そして今日に至る――。
 酒を飲み干す。何が美味しいのか分からなく、頭がクラクラする。
 でも――涙で目が霞む。あの子が同じように立っていて。

 

 住職の声が今になって、耳につく。
 ――こちらに戻らない覚悟、あるかぇ?
 僕は躊躇わずに、境界線を跨いだ。

 

 

 

 

twitter300字SS 第37回参加作品。

恒例でございます。

今回は「酒」

下戸な僕は今いち日本酒の味がわからないのですが。

企画の方は、今回も楽しく参加できました。

これから他の方のを読むのが楽しみです。