猫の尻尾亭

尾岡レキが創作の事や読書感想を殴り書きするだけのブログです。アイラブ300字SS!

お正月ですよ、尾岡さん。

 

ブログを書けるだけ書こうプロジェクト。言葉って、やっぱり触れ続けるのが大事なので、どんな小さなことも書こうと思います。

皆さん、お正月はいかがお過ごしでしょうか?
美味しものを食べましたか?

同僚のフェースブックを見てると、そして皆さんのTwitterを見てると、帰省して豪華のおせち料理とか、ご家族が準備した愛情たっぷりのおせち料理も――食いに行っていいですか?(ダメやろ

豪華絢爛ですよね。本当に
尾岡家はですね、実は共働きもあるので、そこまでこったことしません。
お節もスーパーで買ったのですませて、元旦はプラスお刺身。
2日目にお餅を食べるのが、今年です。

昨日は刑事ドラマのスペシャルがありましたので、相方さんとチビさんは全面待機。片付けはおいらがして、その後は執筆&読者&ボカロ鑑賞という、40のおっさんの行動としてはどうかと自分で思いながら、自分リフレッシュした次第。

お正月は、奥様方は戦いがあると聞きます。
本家とかだと、親戚一同が押しかけて、振る舞わないといけないと、同僚さんもぼやいていたので、本当に大変だろうなと思います。
食って飲んだら、自分達で片付けたらいいのにね?(そして、それは我が家でも思うよ? チビさんズ?)


まぁ僕らもお互いの両親の所にチビズを連れて、挨拶しに行ってきたわけで、うちの母、そしてお義母さんからしてみれば、やっぱり気を遣うんだろうなぁと思うのですが。

出てくるのが当たり前じゃなくて、
お互い様、ありがとうの気持ちは忘れたくないな、って思いました。


しっかし、正月に食べる餅はうまい。

ではでは。

 

 


追伸。ノベルアップにて、「ケアマネの尾岡さんに、なにか質問ありますか?(尾岡レキ) | ノベルアップ+」というお仕事エッセイはじました。まだ本当に始まったばかりですが、よろしければ。

 

 

2020ことはじめ

あけましておめでとうございます。

 

令和2年、2020年がやってきました。
一年の計は元旦にあり、ですから。
毎年言っている目標を元旦のうちから、掲げていこうと思います。

 

1)限りなく水色に近い緋色の精力更新
まぁそうは言っても、僕はすぐ脱力してしまうのですが(笑)
カクヨムでの更新の日付を見ると、後半、わりかしコンスタントに更新を意識していた気がします。このペースで、そして書けるタイミングでしっかり書いていきたいと思いたいわけです。

あと、水色緋色の短編集と、設定資料集は別で更新したいです。
実は、結構、別物で更新していたエピソードがあるので、そちらも集約したいなと思います。

 

2)不定期連載作品を開始したい
実は以前、短編で書いた物を「連載で読みたい」とのお声を、社交辞令でも頂いて、本当に作者としては有り難い限りで。
ただ去年も、リアルの仕事に忙殺されていたので、「やるでー!」って言って確約できるものでもないと思いますし。そういうわけで、不定期で無理なくで、やっていきたいと思います。今はプロットを練っている段階で、ちょっと形になったらお知らせしていきたい。
スイーツが大好きな女の子の話しです(笑)

 


3)コラボレーション
Twitterカクヨムユーザー有志(尾岡含み3名)での企画がありまして。今年、力を入れたいのはこちらですね。プロットはだいたいできているのですが、書き出しで悩んでいます。プロットとしては、長編にできそうなネタですが、短編として収集整理できる、作者のエゴとムダをどこまでカットできるか、そこが自分の中での課題で。
この企画、シェアワールド的でして。ある程度の設定の中から、自分達で味付けをしていく感じなのですが。
今一度、整理ですね。こちらは絶対、書き上げます!

 

 

4)そもそも文章も、読む本ももっと多くしたい
まぁこれですよね。
以前は、雑記的に、ブログをほぼ毎日書いていた時期もありました。
ブログを書くヒマがあったら、少しでも作品を書く方が良いかなぁと思っていたのですが、忙殺されて、結局、文章を書く頻度が減ると、結局文章を書く精度って言っていいか、やっぱり落ちていく気がします。

言葉に触れて、自分の言葉として吐き出すことは本当に大事なんだなぁと思うわけで。
ブログの中で、300字SSを書くことは有意義ですが、それ以上に日常についても、改めて書いてみたくなりました。

 

 

この年になって改めて思うことは、
いつだって忙しい。
だから書くのなら今しかないし。
今しか書けない物語や言葉を、遠慮無く書いていくべきなんだろうな、と思うわけです。

今しかできない。
だから、今やるっきゃない。

それを今年の抱負とさせてもらおうと思います。
やるっきゃねーんです。

 

ではでは。 

2019年を振り返る

 

感覚的にはまったく2019年が終わる感覚はなくて
不消化な部分が多々あるのですが、
まぁそうは言っても、今年は終わりますので。
節目だけ書くのもあれですが、
2019年を振り返ろうと思います。

 

1)創作
地道に少しずつ「限りなく水色に近い緋色」を書き進めながら、
最近は書いて消してなおして、なので
本当に進まない感じなのが申し訳なく。
創作をする時間っていうのが、やっぱり減っているのは感じていて
仕事だったり家庭だったり、色々とあるわけですが。
結局の所は「後で書く」はウソになるから
書きたいときに、今しか書けないものを書くというのが正しいのかおしれません。
忙しいのはいつまでたっても忙しいので。
そして今の感性は、今しかないとも思っていて。
昔の詩を読み返すと、あの時の詩はあの時でしかやはり書けていなかったと思うわけで。

となると、遅筆で進まないながらやっぱり書く時間を確保するのは自分の心意気となるわけで。

ただ仕事柄、デスクワークが多くなった近年。
パソコンに向き合うのが非常にしんどい時があってですね。
多分、姿勢が悪いのが拍車をかけてしんどくなっているんだと思います。
そういう意味でも、姿勢を変えられるポメラは、僕の創作にとってマストアイテムなのは間違いないのですが。
来年は、高級キーボードとか。ノートパソコン台とか、そういう環境を整えたいなってって思います。(物欲w

あと単純に、ストレッチとかウォーキングして、体をほぐしていかなくちゃ。
若くないからね。

創作的な目標としては、勿論「限りなく水色に近い緋色」を書き進めていく所存ですが、違う形での異世界ファンタジーを書いてみたいという想いが沸々とありまして。
というか、以前短編で書いて、数少ない読者様から「続きが読みたい」と仰って頂いたアレの予定です。ただ、今のスケジュールで書くことができるのかという疑問もあるのですが、とりあえずそんな事を思っています。今はプロットを改めてまとめようって段階ですけどね。

 


2)プライベートや仕事のこと
仕事が多忙であるのは確かで。多分、今の会社の中では、結構注目をしてもらっていて、色々な機会を与えてもらっているのは確かです。で、時間はないと(笑)
勉強しなさい、と。
今、会社から言われていることは、経営に関しての勉強ですね。
経営リーダーや部門統括をこれからしていく人間として。

自分自身はそんな器ではないと思うし、
できれば現場の実践者でありたいと思っているので、
果たしてどうなのかなと思うところがあるのですが、
経営学やリーダーシップって言うのは、置き換えたら
帝王学にもつながる部分っていうのがあると思うと
まるっきり仕事オンリーじゃなくて、
自分の創作価値観にもつながってくるか、と
そんな邪な気持ちを持ちながら、実務をしている昨今です(笑)

今年の自分の中でのトピックスはPTA役員を辞めたことですね。
助けを求められて入った感じですが、
会長さんとの相性が最悪だったので、辞めて正解だったなと。
こういう組織では、相性って大切な要素だと思います。

PTAを頑張っている人がいるので一概に言うつもりはありませんが、
今後、PTAに関わりたいとは一切思わないかな。
学校を支えてくれる組織だと思うけど、考え方は古すぎるし
特定の人の意見で方針が切り替わるのなら、そもそも
民主主義的組織でなくて良いわけで。
勝手にやってくれと正直思ってしまいます。(年末だから許しての暴言)

誰のことを悪く言うつもりはなくて、
個人的な今の思いってことで。

 


3)家のこと
娘が中学生になりましたが、周囲と折り合いがつかず(いや周囲が、折り合いを付けずが正確か)
今、彼女は特別教室に通っています。
彼女の将来のこととか色々考える事があったりするのですが、
今は少し、彼女のペースに合わせようと思ってます。
とは言え、ちょっとマイペース過ぎて、そこが心配だったりするのですが。
思うのは、自分たちが思うように、人生は進んでいかないし。
そういう僕も不登校になった時代はあって。
その中で、不登校じゃなくて、彼女なりに登校して自分がどうあるべきかを考えているだろうなぁと思います。


あぁ、こう考えると、自分なりに色々なことがあったし、
色々と悩みながら、進んできたと思うのですが、
なんというか、冒頭でも書きましたが、年末感ゼロで進行していて。
常に走っている感じがあるんですが、
少しずつバランスをとりながらやっていきたいと思います。
どんな人間も、どんな生き物もずっとは走れないですもんね。


まずは今年一年、ありがとうございました。
来年も、このブログはTwitter300字SS参加時に稼働している状況だと思うのですが、
できるだけそれ以外でも、書いていきたいと思います。

 

ではでは。

託宣

 

 厳粛な儀式の中、神は聖女のもとに降りてくる。神卸の儀式である。神託を得て、国主へ託宣を送る。敬虔な信仰がこの国を支えてきたのは間違いない。
 神が降りる瞬間には、光が乱舞し、虹が聖女を中心に煌めいては駆け巡る。
 ――あぁ儂や。ほら王子がおるやろ。あと、近衛騎士の姉ちゃん。あの二人はええな。神々みんな萌えてるで。身分差ってだけでご飯3杯いけるが、それでいてあいつら無自覚やん? お互い必要としてるくせに、変な所で遠慮があってな。早くっつけやって思うんだが、お嬢もそう思わんか?
「……」
「して、神はなんと?」
 王の言葉に聖女は深々と伏する。
「王子と、騎士に神の祝福を――」
 そのままを誰が言えるものか。

 

 

 

 

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第60回Twitter300字SS参加作品
テーマ「祝う」でした。

 

たまに、こんなゆるっとしたモノを書きたくなるのです(笑)

君に告げる

 

 手遅れってこういうことなんだな、と目を閉じる。お祝いの言葉を本当は送るべきなのに、言葉が出てこない。頭が真っ白になるとは、こういう時に使う言葉なのか。だから振り絞って、君に「おめでとう」って言った。君は怪訝そうな表情を浮かべて。よく見たら、君は――。
「え? え?」
 招待状には親友と、君の名前が確かにあって。
「今の今まで気付かなかったのかよ」
 アイツが呆れて、肩を組んでくる。結婚式のご案内書かれたシールが剥がされ、同窓会と――?
「いい加減、俺達におめでとうって言わせろよ」
 そう囁く。近づきすぎず離れずでずっと来て。でも、それは止めにすると決めた。僕は恥も外聞もなく、君に言葉を告げていたんだ。

 

 

 

 

 

 

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第60回Twitter300字SS参加作品
テーマ「祝う」でした。

 

むこうがわ

 

 天井に小さな窓が一つ。何年、ここに閉じ込められているのかも忘れてしまった。人間につかまったのが運の尽きだったと思う。寿命が長い翼人族にとっては、苦痛でしかない。
 羽根を広げることにも苦労する狭さで。なびかない少女にしびれをきらした貴族は、その顔に硫酸をぶちまけバケモノと罵る。それでお終い。他者との接点は、小間使いの少年のみで。彼が食糧を運んでくれるが、まるで食欲がわかず。また空を飛べたら――そんなことばかり思う。
「姉ちゃん」
 窓を乱暴に金槌で叩き割って、声をかけたのはあの少年だった。
「え?」
「姉ちゃんなら、逃げられるだろ?」
 少年の言葉に答えるより早く、羽根が動いた。
 彼の手をつかんで。

 

 

 

 

twitter300字SS 第59回参加作品。

テーマ「窓」でした。

囚われの少女をイメージしたら、こんな感じになりました。

ボーイミーツガール的なのも大好きです。

まぁ、展開的には……。

不完全燃焼なので、またがんばります(笑)

 

今回も参加できてよかったです。
ありがとうございました。

 

うたた寝

 宿主が起きていれば、こちらは眠る。だがずっと寝ている訳ではないので、朦朧とした意識の中で、宿主が泣いているのはよく見ていた。心ない言葉が、宿主を突き刺す。その度に隠れて泣くのが彼女だった。


 何回か、宿主の意識を奪って、妾が灼いてやった。人を愚弄しておいて、泣きわめく。その都度、研究者が出てくるのが面倒だった。また暴走したのかとその度に検査をしようとするので、そいつらも灰にしてやった。


 感情を抑圧することに精一杯だった宿主が変わったのはつい最近のことだ。面倒極まりない。邪魔な輩は、焼き払えば良いのに。この宿主は、とことん面倒な選択をする。

 

「緋色、力をかして?」
 言われるまでもない。

 

 

 

 

 

twitter300字SS 第58回参加作品

テーマ「夢」でした。

【文字数 298字】

 

 

もう一つは、拙作「限りなく水色に近い緋色」から

緋色でした。

彼女サイドの視点は、本編でも何回か書いていたのですが、

300字の中で書くのはなかなか新鮮。

初見の方にも読みやすく、そしてどこか惹かれる感じで読んで頂けたら嬉しいなぁ」と思ったのですが、いかがだったでしょうか?

 

各Twitter300字SS各参加者様の作品とともに

楽しんで頂けたら幸いです。

 

今回も参加できて良かったです。

ありがとうございました。

 

 

※更新後、修正しました。