猫の尻尾亭

尾岡レキが創作の事や読書感想を殴り書きするだけのブログです。アイラブ300字SS!

妹の話

前回書いたことの続きです。
僕のセルフセラピーにお付き合いください。
鬱かたハードなない異様であるのは確かなので、
苦手な方はリターンしていただけたら幸いです。

 

ヤマは越えたのですが、問題はやっぱり山積していて。
今の課題が、これからどうやって看ていくか、なんですよね。

 

ほぼ寝たきり状態の妹です。彼女自身は、障害があるので冷静に判断はできない状態で。いや、誰も判断なんかできやしないのは分かっているんですが。

 

彼女は自宅に帰りたいと強く願っている。
もちろん、それは大歓迎なんです。その気持をもってくれているのは本当に嬉しい。両親はそれをかなえたいと思っている。それも分かる。

 

でも、現実が見えていない。寝たきりの状態で、リハビリテーションが必要で、
「倒れても良いから、看たい」
何を言ってるんだ、この人はって正直、思いました。
「病院の看護師さんが意地悪をする」
そう平気に言う母親にイライラしたり。

 

そんななかで、理解者になってくれたのが相方さんで。
彼女が、理解してくれて、感情的になる僕の代わりに代弁してくれて。彼女自身も福祉で仕事をしているのも大きかったのかな?

 

義父、義母に対してと言うよりは、利用者の家族に説明をするまさに専門職ってイメージで言葉を重ねてくれて。それが本当に有り難かったのです。

 

家族を看護・介護が必要になると、こうも冷静ではいられないのかって思いました。それがまた現実なんだなって。理屈ではままならないものがやはりあって。

 

この間、色々な話をしてきました。
飲み込めなかかったり、なかなか理解してくれなかったり。
自分の仕事が仕事なだけに、
努めて理的になろうとする自分が、またなんかイヤで。
そういう自己嫌悪の連鎖を繰り返しながら、って感じではありましたが。

 

高度急性期の段階を脱して、これから覚悟を決めていかないといけないと思います。
障害があるために、放射線治療中にパニックをおこし、治療ができませんでした。
治療の必要性を話しても、彼女には理解できない。
歯痒さしかない。

 

父は保険外の免疫療法を考えているようです。
僕自身がここは詳しくないので調べていくのですが、
一度主治医に父が相談をしていました。


「現状、適応ではありません」

 

リンパや骨まで転移している状況のなかで、現実を考えれば目の前がマックラで。できれば父のように考えれたらと思います。でもそんな状況ではまったくなくて。

 

今は抗癌剤治療のため高度急性期病院で。それ以外の休薬中は療養目的で、転院した現在の病院で対応というカタチで落ち着いています。
コロナウイルスの流行で、面会制限もあるなかで
面会を許可してくれた各病院の対応には本当に感謝です。

 

妹の精神安定、父と母の気持ちの充足のため、今はこれが最適解だと思っています。
正直、お互いが共依存で。本当なら両親は泊まり込みたいだろうなって思うのですが、そこも踏みとどまらせることができた、いや、状況としてできなかったので、良かったと思っています。

だって、そんなことをしてたら、高齢の両親は倒れるって。まぁ、それを言ってもあの人達は聞かないのもよく分かっているので。
相方さんが、フォローしてくれるのが、本当にありがたい。


そういう関係を作って「あの子は自分たちがいないとダメなんだ」と社会から切り離したのも両親だし。その度にこの話をするとケンカになって。回り回って、それが今になって直面している印象です。

 

でも。結局は。
彼女が望む場所で、望む時間うを過ごすことができたら。
それだけなんですよね。
議論を両親としないといけないと思いますが。

 

今は、目眩もしますが(自分自身が)
この一時、一時を大切にしていくしかないのかなぁ、って思っています。