猫の尻尾亭

尾岡レキが創作の事や読書感想を殴り書きするだけのブログです。アイラブ300字SS!

未来への架け橋

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300字SS「未来への架け橋」

 

 

 

 

 

「この橋を工事する時は大変だったよ」
 老婆は目を細めて言う。大河に橋をかけるなど狂気の沙汰と、誰もが否定した。だが時の王子は、断固決断したのだ。
 橋がなければ、渡し船が今でも続いていただろう。ただし、岩礁が多く船の沈没は珍しい話しではなかった。
 10年かけて橋ができた。その途中で幾度と崩落事故や大雨で、工事が中断した。
 それでも諦めなかったのは、国民達で。王子と民はあの時、確かに一つになったのだ。

 

 橋から見る大河は、夕陽を映し穏やかで。
「未来への架け橋が必要だって、あの時君は言ったよね」
 微笑むの相方を見やりながら、かつての王子は小さく頷く。こんな景色が見れるなら悪くない。

 

 

 

 

 

すいません。大遅刻です。
そして困った時の二人のはなしで申しわけないです。
でも、今回も書けたからよしとさせていただこう。

 

書いたあとで色々をイメージがわくけれど
今回はこれで。


参加できてよかった!